実家より連絡あり。
父が亡くなりました。
《追記03/11》
日付越えて少し、突然の電話。
落ち着いたトーンで姉が、
「お父さんが息してない。冷たくなってる。死んじゃった」
そう言ってきました。
前日の夕方、入院先から一時帰宅で家に帰ってきて、
私に会いたがっているから帰ってこれないとか電話がありました。
病院での面会はできないけど、自宅なら大丈夫だから、と。
まぁそれならと翌日バイクに乗って帰ると答えたのです。
姉との通話中、姉に何か頼む父の声が聞こえました。
かなりはっきりした口調で、思ったより良くなっているのだなと、
安心していたのです。
そしたら、それから六時間ほどして突然の連絡でした。
言葉にはなりませんでした。何言ったかもよく覚えていません。
「あとから連絡する」と言って姉からの電話は切れました。
時間が時間です、こんな精神状態でバイク走らせられる訳もなく、
交通手段も途絶えていて、移動は朝になってから。
ほとんど眠れませんでした。
寝入ったと思ったら、訳の分からない不安定な悪夢を見て、
体震わせて起きるの繰り返し。夜がすごく長く感じました。
朝になって姉から電話。
一度病院へ戻った父は、葬儀会社さんに連れられて家に帰ってきていると。
それから、今後の予定を。
お昼には帰ると伝えて、私もこっちの家から出ました。
二時間ほどの移動の後、数年振りの実家に。
帰った私を迎えたのは姉。割とくつろいでいました。
姉に促されるまま、横たわる父にそばに。
穏やかな顔をしていました。
見ただけで涙があふれて。父の事を話す姉の声も震えてました。
文字通り、眠るように逝ったみたいでした。
午後になってから親族のみんながやって来て、午後の三時に葬儀屋さんが来て納棺。
遺影の父は凄くいい笑顔をしていて、こんな写真あったんだなと、
何か嬉しささへ感じました。
親族一同が父の亡くなった様子を姉から聞いたり、
明日以降の予定を確かめたり、父の思い出を語ったりしてから、
いったん帰られました。
翌日、葬式です。