シンカー無芸帳 Ver.4

  日々の雑事を綴る日記でございます。

親父殿

実家より連絡あり。

父が亡くなりました。

 

《追記03/11》

日付越えて少し、突然の電話。

落ち着いたトーンで姉が、

「お父さんが息してない。冷たくなってる。死んじゃった」

そう言ってきました。

前日の夕方、入院先から一時帰宅で家に帰ってきて、

私に会いたがっているから帰ってこれないとか電話がありました。

病院での面会はできないけど、自宅なら大丈夫だから、と。

まぁそれならと翌日バイクに乗って帰ると答えたのです。

姉との通話中、姉に何か頼む父の声が聞こえました。

かなりはっきりした口調で、思ったより良くなっているのだなと、

安心していたのです。

そしたら、それから六時間ほどして突然の連絡でした。

言葉にはなりませんでした。何言ったかもよく覚えていません。

「あとから連絡する」と言って姉からの電話は切れました。

時間が時間です、こんな精神状態でバイク走らせられる訳もなく、

交通手段も途絶えていて、移動は朝になってから。

ほとんど眠れませんでした。

寝入ったと思ったら、訳の分からない不安定な悪夢を見て、

体震わせて起きるの繰り返し。夜がすごく長く感じました。

朝になって姉から電話。

一度病院へ戻った父は、葬儀会社さんに連れられて家に帰ってきていると。

それから、今後の予定を。

お昼には帰ると伝えて、私もこっちの家から出ました。

二時間ほどの移動の後、数年振りの実家に。

帰った私を迎えたのは姉。割とくつろいでいました。

姉に促されるまま、横たわる父にそばに。

穏やかな顔をしていました。

見ただけで涙があふれて。父の事を話す姉の声も震えてました。

文字通り、眠るように逝ったみたいでした。

午後になってから親族のみんながやって来て、午後の三時に葬儀屋さんが来て納棺。

遺影の父は凄くいい笑顔をしていて、こんな写真あったんだなと、

何か嬉しささへ感じました。

親族一同が父の亡くなった様子を姉から聞いたり、

明日以降の予定を確かめたり、父の思い出を語ったりしてから、

いったん帰られました。

翌日、葬式です。