映画監督の大林宣彦さんが亡くなられました。
がんを患われてから、この時は近いことは覚悟していましたが、
いざそうなると言葉がありません。
一時、奇跡的な回復をなさって、映画撮られていましたから。
最新作の公開を待たずに逝かれたのは残念ですが、
厳しい体調の中、ちゃんと撮り終えていたことをさすがとしか言えません。
生まれが尾道なので、監督の撮られたふたつの三部作は誇りです。
尾道が近代化することに反対されていた監督。
にもかかわらず生き残るために近代化していった尾道。
一時期袂を分かっていましたが、最新作の撮影は尾道で……。
監督のまいた種は、邦画界で大きく育っています。
ゆっくりお休みください。
大林監督のご冥福を心よりお祈りします。