シンカー無芸帳 Ver.4

  日々の雑事を綴る日記でございます。

恋愛=肉体関係、みたいな?

昨夜、危うくまた徹夜するところでした。
眠れてラッキー。


眠気がきたときに寝入らなかったもんで、目が冴えて、
布団に入って何度寝返りうっても寝付けない。
またあの不安が鎌首もたげそうになったので、
こいつぁいかんと明かりつけて本を読むことに。
昼間読んでいて途中で止めていた、小山田いく先生の
『ウッドノート』の続きを読むことにしました。
今思えば読むのは小説とか文字の多いものにすればよかった、
横になったままで文字列を目で追っていくと眠気がきますので。
結局、読み進めていくうちに続きが気になって最後まで読みきることに。
あ〜読んだ読んだの満足感でやっと眠れました。
その時既に午前3時過ぎ。
昼間の読み残し分が多かったら夜明けくらいになってたかも(苦笑)


と、云う訳で小山田いく作品感想第二弾。
『ぶるぅピーター』
前作が中学生だったので今作は高校生。
義務教育でなくなった途端に内容のレベルも飛び跳ねることに。
スタート当初のテーマが男子寮と女子寮の揉め事始末だったためか、
前作以上に男女間のもつれが打ち出されて、極端な話、最終的に
好いた惚れたに集約されていた気がします。
リアルタイムで原作読んでた時、セイルとアネゴのベッドシーン見て、
劇中の人物たちと同じ様に驚いてました。
なんというか、小山田作品でこれはありなんだろうかと。
弟さん(たがみよしひさ)の作品じゃないんだし、何よりこれ少年誌よ?(笑)
(のちに弟さんは同じ雑誌で堂々と女性器を監察する漫画描いてましたが)
青臭さ全開だった前作の最終回と違って、
こっちの最後はすごく深々とした感じで物悲しさが滲んでました。
『ウッドノート』
『ぶるぅ』のドロドロしたところをより抽出した感じ。
やはり高校生物らしく、実に肉感的。
前作と同様メインヒロインに魅力がなくて、脇の女性キャラが生き生きしてる。
ゆずりさん然り、まりも然り。
意外と云ってはなんだけど、小山田先生ってこの手の非優等生系の方が
描写が上手い気がしてます。
のちの作品『マリオネット師』なんかを見てもそう感じる。
それにしても、主人公は前作同様、正直云って好きになれない奴でしたな。
いい奴みたいな描き方しているけど、どっちも行動派といえばかっこいいが、
かなり自分勝手で自己チューだった。ハッキリ云って傍迷惑(笑)
前作ならば男の中の男、カメさん。今作なら晴ボン直系・拓也の方が上だわ。
そうそ、読みきり版のウッドノートはどの単行本に収録されているのかなぁ。


今夜は普通に寝入りたい(苦笑)


今日の一曲『Collaring palettesキョージュいろ』by 大道雅