シンカー無芸帳 Ver.4

  日々の雑事を綴る日記でございます。

爆牌・Everlasting

『だめだよこんなの、こんな切ない気持ちになるなんて…』
全身筋肉痛でろくに動けず、トイレにまともにいけない女子の嘆き。


一度6時に起きて、目覚ましが鳴るまでと二度寝したら、
9時過ぎていたでござる(笑)
この時点でいろいろと予定していたタイムスケジュールが狂う。
午前、と云うか11時までに買い物とかを済ませようとしてたのだけど、
出来そうも無いので午後遅くにまわすことに。
お昼頃にオークションで落札した荷物が届く予定なので、
その時間帯に身動きが取れないのであった。
運送会社が飛脚のとこなので、時間指定がしてあっても、
今ひとつ信用が置けないので、少しの時間も家を空ける事が出来ない。
昼のモンド21麻雀名人戦を見ながら昼飯を食べていると玄関からノック音。
嬉しいことに時間指定どおりに荷物が届きました。
うきうきと荷を解いているとテレビでは小島武夫先生が、
九連宝燈をツモ上がりしてました。
落札したものはどっかのマンガ喫茶閉店で放出された本、
ノーマーク爆牌党』全9巻と『ミリオンシャンテンさだめだ!』全4巻。
BookOffの105円コーナー品で全巻集めても、
それよりも安くすむという、お買い得品でした。
本の天地や最終ページにお店のスタンプが入っていますが、
ビニールのブックカバーが着いているのでそれで相殺できます。
買い物に行くまで読書です。


と、云うわけで読書感想文。
お楽しみはあとからという事で先に読むのはほぼ初読みとなる
『ミリオンシャンテンさだめだ!』から。
3時間くらいかけて読破。
ん、ん〜〜〜〜〜、面白かった〜。
見切り発進でこれだけのキャラ作れて話が進むとは、さすがはカタチン。
けして下手ではないけど運とかに見放されてて、牌牌は悪い、上がれない、
そんなツいていない主人公のさだめだくんが、コツコツと打っていく、
大筋はそんなところなんですが、学生大会の流れからプロとの絡みがあって、
最終的に新旧プロ組織の対決となり、その大将戦をさだめだ君が任される。
そこへ行くまでの流れが実にいい感じで、サブキャラ達の強い個性が出され、
最弱とも云えるさだめだ君が最後に選ばれた理由とその結末。
最終ページでのさだめだ君のモノローグと表情がすごくいい締めになってました。
『麻雀やろうぜ!2』で私の天敵になってた芥川泥之介が出ているんですが、
ゲームから受ける印象だけではとても嫌な奴だったんですが、
本編読んだらその男気とバックステージにグッときてしまいました。
スゲェいい奴じゃないか。
で、そろそろ買い物に出なきゃ行けない時間になりそうだったので、
ずっと読みたかった『爆牌党』の最終巻だけ読みました。
鉄壁が勝つのだろうとは判っていたんですが、そこへ至るまでの過程とか、
闘牌シーンの密度や心理描写にうなされました。
ゾクゾクするんですよね、ホント。
勝った鉄壁、敗れた爆岡の対比とか、そのフェイドアウトの仕方とか、
画面構成が絶妙で、もう映画ですな。
そして、とても知りたかった達人戦その後の話。
あぁ、やっぱり。
読み終えて泣きました。ボロボロと。
…爆岡ーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!(爆涙)
主人公としてスタートして、中盤でラスボスになって、倒されて、消えた。
ラスボス化してから心情なんかを描写されなくなり、
(されてても、それが真実か嘘か、かなり不明瞭にしてある)
本当に何を考えているのか分らなくてミステリアスなままで終わった。
でも作中での凄絶なまでの孤独感は、見ていて痛々しく悲しかった。
エピローグで鉄壁が語ってましたが『天才だったけど誰より弱かった』は
彼の実態をすごくよく表していると思う。
爆岡、僕はお前が大好きだったよ。
きっと、忘れない。


この日記は7日に書いております。理由は7日の日記に。


今日の一曲『わすれない』by 仙道敦子